Ubuntu8.04にTracを入れてみた

インストール

実はインストールは別の人がやっていて、どうやったのか良く知りません。
事後にインストール済みのパッケージを調べたところ、こんな感じでした。

Subversion

インストール済みのパッケージ

python-subversion
1.4.6dfsg1-2ubuntu1
subversion
1.4.6dfsg1-2ubuntu1
subversion-tools
1.4.6dfsg1-2ubuntu1
libapache2-svn

libapache2-svnがインストールされていなかったので、今回はWebDAVリポジトリにアクセスしないつもりのようです。

Trac

インストール済みのパッケージ

trac
0.10.4-2
trac-ja-resource
0.10.4-ja-1-1
libapache2-mod-python
3.3.1-2build1


Virtualhostの設定などは、上記参考ページの要領で設定済みでした。

/etc/apache2/sites-available/trac
Trac用のVirtualhost設定
/var/www/trac
Trac用のDocumentRootで、Trac Environmentの置き場所

設定する

ここからが本番です。

グローバルtrac.iniを作る

グローバルな設定ファイルというのがあり、作っておくとTrac Environmentで設定を共有できます

sudo vi /etc/trac/trac.ini
[header_logo]
link = http://example.com/

[search]
min_query_length = 2

[trac]
default_charset = utf-8
templates_dir = /usr/share/trac-ja-resource/templates

プロジェクトのTrac Environmentを作る

対話形式で、プロジェクト名や使用するDBなど、基本的な設定値を入力します。
とりあえずのEnvironmentなので、プロジェクト名以外はデフォルト値でも動作します。

cd /var/www/trac
sudo -u www-data trac-admin test initenv

入力が終わると、下記にEnvironmentが作成されます

/var/www/trac/test
グローバルなtrac.ini

この時、グローバルなtrac.iniに値がある項目を避けて、Environment用のtrac.iniを作成してくれます。
例えば、下記の様になります。

# min_query_length = <set in global trac.ini>
設定ファイル

細かい設定や、対話形式で決めた内容を変えたい場合は、Environment用のtrac.iniを編集します。

sudo -u www-data vi /var/www/trac/test/conf/trac.ini

Tracmod_pythonで動かしているなら、trac.iniの変更を反映するにはApacheの再起動が必要みたいです。

Wikiのコンテンツをロードする

trac-ja-resourceパッケージに含まれるtemplateは、メニュー部分などを日本語化しますが、TracのHelpなどWikiに最初からあるコンテンツは英語のままです。
それを日本語のものに置き換えます。

sudo -u www-data trac-admin test wiki load /usr/share/trac-ja-resource/wiki-default

とりあえずここまで

ユーザの設定なんかの作業が残ってますが、今日はここまで。
全工程が終わってから、まとめなおすかもしれません。