GIMPをインストールしたら追加するスクリプト、グラデーションなど、まとめメモ

GIMPを使ってみたくなったので、インストールから定番ぽいスクリプト、グラデーションなどを入れる所まで、色々調べてみました。

インストール

2009-08-14にリリースされた、GIMP 2.6.7 を入れました。
Python-fuも使いたかったので、事前に下記を別途インストールします。*1*2

  1. Welcome to Python.org
    1. python-2.6.2.msi
  2. The GTK Project
    1. gtk+-bundle_2.16.6-20090911_win32.zip*3
  3. Overview — PyGObject
    1. pygtk-2.12.1-3.win32-py2.6.exe
    2. pycairo-1.4.12-2.win32-py2.6.exe
    3. pygobject-2.14.2-2.win32-py2.6.exe

GIMPのインストール中に「Select Components」で「GIMP Python extention」にチェックを入れてインストールすると、Python-fuが有効になります。
うまくいった場合は、メニューバー → フィルタ → Python-fu が追加されています。
もし、そこにPython-fuがない場合は、上記の各ソフトウェアがうまく入ってないかもしれません。
実は、最初勘違いをしていて、PyCairoとPygObjectを入れてなかったんですが、GIMPインストール後にそれらを入れたら、ちゃんと認識してPython-fuが使えるようになりました。

スクリプト

http://registry.gimp.org/node/186

ドロップシャドウやインナー/アウターグローなど、割と基本的なフィルターのセットです。
あると便利というより、基本的すぎてないと始まらないくらいのスクリプトです。
ちなみにScript-fuなのでSchemeです。


インストールすると、メニューバー → レイヤー → Layer Effects が追加されます。

Drop Shadow
Inner Shadow
Outer Glow
Inner Glow
Bevel and Emboss
Satin
Color Overlay
Gradient Overlay
Pattern Overlay
Stroke

http://registry.gimp.org/node/186
GIMP FX Foundry

117個のスクリプトからなるオールインワンなパッケージです。
ちょっと公式に情報が少なく、どんな効果があるのかがよく分かりません。
折を見て試してみて、使えるフィルタを見つけていきたいところ。


一応ドキュメントがありますが、プログラム系のリファレンスのような様相で、正直あまり役に立ちそう似ないです。
FX-Foundry documendation index


インストールすると、メニューバー → FX-Foundry と メニューバー → フィルタ → FX-Foundry が追加されます。

グラデーション

http://gimp-tutorials.net/130-UltimateWeb20-Gradients-for-Gimp

web2.0 という言葉が出始めた頃から、デザインにもなんとなくweb2.0ぽい流れがありました。
一言で言うと、それっぽいグラデーション集です。
名前のとおり130種類のグラデーションのセット。
GIMPデフォルトのグラデーションは、あまりパッとしたものが無いので、とりあえず入れておくと使えそう。
元はhttp://www.dezinerfolio.com/2007/05/06/ultimate-web-20-layer-stylesPhotoshop用グラデーションを、誰かがGIMP用に作り直した物みたいです。

なお、GIMPではグラデーションやパターンをグループで管理できません。
130個も追加すると、デフォルトのグラデーションや、他のところから入手したグラデーションと混ざってしまいます。
グラデーションファイルの中身はテキストデータで、そこでグラデーション名を変更できます。
ちょっと面倒ですが、130個全部にUltimate という接頭語を付けて対応しました。
接頭語を付ければ、この画像の様にきれいに並んで表示されます。


接頭語を付けた「130 Ultimate Web 2.0 Gradients for Gimp」を再配布します。 - kanonjiの日記 で、接頭語を付けたものを配布しました。

ブラシ

特に定番的なものは見当たらないというか、GIMP 2.4 以上ならPhotoshop形式*4のブラシもそのまま使用できます。
GIMPPhotoshop用ブラシを集めたサイトは沢山あるので、そこから随時いいのを探して使います。


お勧めというわけじゃないですが、ちょうど最近ブラシを探したサイトをいくつか紹介します。

  1. PS Brushes.net - Your Number one Source for Photoshop Brushes
  2. Free Photoshop Brushes at Brusheezy!
  3. How To Repair: VIDEO_SCHEDULER_INTERNAL_ERROR BSOD - Windows Bulletin Tutorials
  4. Home - Colorburned

パターン

パターンも、特に入れておきたいなと思うようなセットは見つかりませんでした。
シンプルな斜線やストライプ/ボーダーなんかのセットがあると、良さそうですが。


なお、Photoshop用のパターンは、ブラシ同様に配布サイトがあったりしますが、残念ながらGIMPには使えません。*5
でも、Windows限定ですが、プラグインとScript-fuを駆使して、なんとか使う方法はあるみたいです。
http://eglantyne2.mydns.jp/jm2/index.php/gimp/gimp/364-photoshopgimppattern.html



Photoshop用パターンをGIMPで使う方法を試してみた。MacOS GIMPでも出来そうだけど・・・ - kanonjiの日記

上記で紹介されている、Photoshop用パターンをGIMPで使う方法を試してみました。
実はWindows限定ではなく、Linuxでも可能みたいです。
たぶんMacOSでも出来ると思うんですが、まだ出来ていません。

*1:MacOS Leopardの場合、特に何もしなくてもPython-fuが使えます

*2:各ソフトのバージョンは、自分が入れた時点での最新です。

*3:次の工程でGIMPを入れてみたところ、どうもgtk+は組み込まれている様なので、不要かも知れません。

*4:.arb

*5:拡張子は.patで同じなんですけどね。