Google App Engine pythonの講習会「Python4PHPer 第3回講習会」に参加してきました。

最近は電車で移動中の暇な時間に、iPod touchRSSを読んでます。
ATNDのRSSも登録してあって、気になったイベントに参加してます。
先日行ってきた、Python4PHPer 第3回講習会という気合の入りまくったイベントのレポートです。


自分のイメージしていたのとはかなり違いましたが、予想以上に良い講習会でした。
主催のmakotokuwataさん、改めてありがとうございました。

2010/03/27に第4回目が予定されています

Python4PHPer 第4回講習会 : ATND

注目すべきところ

イベントの時間が10:00-22:00

なんと朝から晩まで12時間です。
最初に見たときは、参加者しだいの調整枠という意味なのかと思いましたが、そういうんでも冗談でもなくガチでした。
でも、PythonやGAEは、興味はありつつ中々時間を割けてなかったので、逆に缶詰ぽい環境はいいかもと思って行って来ました。

用意された資料はスライドで208ページ

12時間分という事もあってすごいページ数です。
内容は概要から始まって、演算子リテラルの説明に続き、リストやタプル、辞書、セット、文字列操作、構文、関数、モジュール、パッケージ、オブジェクト志向といった感じです。
基本的なところがかなり網羅されていて、ついていけるかは置いといて、プログラミング未経験から1日でGAEのチュートリアルが出来るとこまでもっていく勢い。
さすがに演算子といった部分は、基本的過ぎてちょっと退屈に感じましたが、要所要所の解説が深くて参考になりました。
加えて、クロージャー、デコレーター、ジェネレーターといった、より踏み込んだ内容も最後のほうにありました。

for PHPerというだけあって、多くのページにはこんな感じに左にphp、右にpythonの記述の比較形式です。
A4の紙1枚に4スライドを載せて両面印刷した資料を配ってくれました。
12時間分の講習を聴いているので、しばらくはこの資料がリファレンスとして十分役立ちそうです。

参加費が500円

この内容で参加費が500円というのは、安すぎです。
ビジネスではなく趣味でという事でしたが、頭が下がります。
会場費がまかなえているのか、ちょっと心配だったりします。
Pythonエンジニアが増えればPythonの案件が増えるかもしれないというのが、目的というか一応の狙いらしいです。

GAEのパートに入ったのが19時過ぎ

208ページものスライドは、実はPythonパートだけです。
http://code.google.com/intl/ja/appengine/docs/python/gettingstarted/にコードの解説を加えた、GAEパートがあるんですが、GAEを動かし始めたときは19時を過ぎてました。
でも、それだけ時間をかけたおかげで、Pythonのサンプルコードも違和感なく読めました。
新しい言語に挑戦すると、大まかなロジックは分かっても、細かい構文や記号の扱いの違いとかで分からなくなって、無駄に悩んだりします。
そういうのが無くGAEのチュートリアルに取り組めるのは、楽しくなっていいですね。

ちょっと残念だったところ

オブジェクトやクラスあたりより、演算子とか最初のほうの解説が丁寧

オブジェクトやクラスあたりでは、元々ATNDにも「オブジェクト指向の基礎知識がある」の通り、割と早いテンポで進みました。
でも、ここがこのテンポで理解できる人に向けては、最初のほうはちょっと丁寧すぎるかもと思いました。
もっとオブジェクトとかクラスとかの話が聞きたかったです。

交流が出来なかった

別に交流会ではないので問題無いんですが、せっかくなのでちょっとした交流が出来たらと思いました。
残念ながら22時で施設が閉まるところに、全工程を終えるのにぎりぎりになってしまったのと、長丁場でみんな疲れが見えていたというのもあって、しめがあっさりになってしまいました。