MacでWinSCPを動かす。WineBottler。
WineBottlerを使うと、Wineの環境や設定と、動かしたいWindowsのexeをラップして.appを作れます。
普通にWineを使っても良かったのかもしれないけど、簡単そうだったのでWineBottlerを使うことにしました。
WindowsからMacに以降して、どうしても代替が無くて困っているのがWinSCPです。
MacでFTPやSFTP、SCPとなると、Cyberduckが有名だけど、自分にとっては使いにくい。
特に、同期機能が不十分で、これはWinSCPじゃないと出来そうにない。
実はまだ怖くて同期機能がちゃんと動くかは試してないんですが、起動して通信が出来たのでひとまずまとめです。
WinSCP.appを作るまで
Windows EXE.をダウンロードしてWineBottlerアプリにドラッグ&ドロップ。
こんな風に説明してるサイトもありましたが、この方法だと出来ませんでした。
WineBottler.appアイコンにも、WineBottlerのウィンドウ上にも、ドラッグ&ドロップでは何も起こりませんでした。
画像のとおり Create Custom Prefixes を選んで設定をしていきます。
Winetricksあたりを選ぶ事になると、Wine自体での設定知識が必要っぽいですが、幸いWinSCPを動かすにはそこまでは必要ありませんでした。
- WinSCP Portable executablesをダウンロード
- この時はバージョン4.2.5が最新でした。
- Copy only, Select this, if the File is the actual executable
- Portable executablesはそのまま起動するものなので、チェックを入れます。チェック無しだと、Install Fileがインストーラーであると想定した動きになります。
- Runtime Argumentsに下記を設定。
- /ini=winscp425.ini
- WinSCP Portable executablesは、exeと同名の.iniファイルを設定として使います。Wineで動かすとこれがうまく探せないようなので、引数で指定します。
文字化け対策
どうも日本語が文字化けするようです。
WinSCP.appも文字化けしました。
以下のディレクトリ(wineインストールがApplicationsという前提)に、
(著作権的にはNGかも…)WindowsのシステムフォントからTTF(TrueType Font)ファイルを持ってきて、コピー
http://www.semerumamoru.com/wblog/?p=1909
/Applications/Wine.app/Contents/Resources/share/wine/fonts
WineBottlerをインストールすると、WineBottler.appと一緒にwine.appもインストールされます。
そのwine.appのパッケージの内容を表示して、このフォルダに msgothic.ttc を入れたら解決*2しました。