ER図の表記法ごとにカーディナリティを並べてみた

ER図の表記法として、IE表記とIDEF1Xの2つが良く使われています。
それぞれカーディナリティの表し方が違うし、どちらもあまり直感的じゃない気がします。
分からなくなった時に参照できるように、それぞれのER図でカーディナリティを並べてみました。


なお、ER図はA5:SQL Mk-2を使って書きました。

親エンティティ側のカーディナリティが 0 or 1 の場合、子エンティティ側とは違った菱形の記号になる事に気が付いたので、画像を差し替えました。
親が0というのは、非依存な関係の場合にのみありえるので、菱形は独立エンティティの場合にのみ指定できるという説明を見かけたけました。
ツール上は依存エンティティでも 0 or 1 に指定できて菱形も出るけど、たぶんツールではそこまでチェックして無いということなのかな。

IDEF1X


  • “P” (for positive) is placed beside the dot to indicate a cardinality of one or more.
  • “Z” is placed beside the dot to indicate a cardinality of zero or one.
IDEF1X Method Report(PDF)
P
Positive
Z
Zero

それぞれ、この頭文字ということみたいです。

IE表記

IE表記ではIDEF1Xと違って、独立エンティティのリレーションを点線にするのは、オプションになっていました。
このER図では、点線にしています。

他の表記法

  1. リレーショナル表記
  2. クロウズフット表記

Visio2007では、この2つの表記法も使えるようです。
画像が見つからなかったし、持ってないのでどんなかは分かりません。
でもリレーショナル表記のカーディナリティはUMLぽくて分かりやすそう。