MacBookのモニターキャリブレーションをしてみたのでメモ(ディスプレイキャリブレータ・アシスタント)
webサイト制作を、MacBookとWindowsデスクトップの両方を併用して進めてたら、どうもお互いの発色の違いが気になりました。
MacBookの方が、全体的に色が薄い感じで、場合によってはちょっと別の色なんじゃないかという時もあったので、調節してみました。
ちなみに、MacOSのディスプレイキャリブレータ・アシスタントでの調節です。
手順
→ システム環境設定 → ディスプレイ → カラー → 補正
- 詳細モードのチェックを外す
- ガンマ設定を2.2にする
- ホワイトポイントはネイティブのまま
- 全体用にするか、ログインユーザー専用の設定にするかはお好きな方に
- .iccファイルの保存場所が変わります。
まずモニターそのものの設定からしていきましょう。
http://www.rokushokitan.com/archives/993
モニターについているMENUボタンを押し、設定画面を開きます。メニューの中に「明るさ」及び「コントラスト」を設定する項目があると思います。このうち「コントラスト」を最大の値に設定します。お使いのモニターがアナログ液晶の場合、「コントラスト」を最大にすると白も黒もつぶれてしまう場合があります。この場合は、つぶれない程度に下げてください。
次に「色温度」を設定します。「色温度」では白の色味を調整するのですが、日本人は不思議と寒色(青色)系を選びがちです。メーカーによっては「9300K」というような表示になっているかもしれません。一見引き締まった白にも見えますが、この値は実はかなり青いのです。「プリントアウトしてみたら赤かった」という場合、ほとんどこの色温度が高すぎるのが原因です。
色温度は部屋の照明にも影響されるため、一概にはいえませんが、昼白色の蛍光灯を使っている場合、「6500K」程度が適切な値です。モニターのメーカーによっては「D65」や「6500」「昼白色」となっている場合がありますが、どちらも「6500K」と同じ意味です。
色温度を「6500K」に設定したら、設定ウィンドウを閉じます。
より良くまとまっているサイトがありました。
このエントリーでは、OSでの調整の前に、モニターそのものの調整を先にしておいたほうが良いとの事です。
MacBookなどノートPCでは無理ですが、デスクトップPCのモニターの場合は先に調整ですね。
結果
ガンマ設定を、PC互換用の2.2にして、少し2台間の差が減りました。
ちゃんと調節するには、ハードウェアのモニターキャリブレーターを買って調節しないとかな。
- ログインユーザー専用のディスプレイプロファイル保存場所
- $HOME/Library/ColorSync/Profiles/
- 全体のディスプレイプロファイル保存場所
- /Library/ColorSync/Profiles/
詳細
調整には詳細モードがあり、これにチェックを入れるとディスプレイのネイティブ輝度応答曲線のガンマ値というものを設定する事になります。
この画像のような調整を、合計5回する事になり割と難しいです。
一応詳細モードでもやってみましたが、正解が分からない事もあって、調節しても別の方向にまたずれてしまっているような気がして諦めました。
詳細モードにしなければ、この2つの画像のように、割と単純な設定になります。
このうち、ホワイトポイントの設定は、ネイティブから変更する必要ないと思います。
MacBookのネイティブの値は、D65と同じみたいですし、他の設定は調整しないとというレベルじゃないくらい、色がおかしくなります。
もう一つのガンマ設定ですが、MacOS標準の1.8とテレビ・PC互換向けの2.2があります。*1
Windows向けの外部ディスプレイを使ったりする場合には2.2が良さそうですが、MacBook本体のディスプレイ用としても、2.2を選ぶと若干Windows デスクトップの発色に近くなりました。
*1:詳細モードでは、2択ではなくスライドを動かして好きな値を設定出来ます。